中足骨骨頭部痛


- ✅足の裏、特に人差し指と中指の付け根辺りにジンジンとした痛みがある
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- ✅足の付け根を押すと痛い
✅裸足で歩くと痛い
✅運動やマラソンなどをすると足の裏が痛い
- ✅立っている時間が長いと足の裏が痛くなる
✅つま先立ちをすると痛みが強くなる
中足骨頭部、第2、3、4趾にひびく灼熱痛で激痛と表現される場合もある。立位、歩行時に生じつま先立ち、そんきょ、ハイヒール使用などで第2関節(MP関節)を伸展させる動作で痛みが増悪する。
中足骨骨頭部痛が発生してしまう理由とは?

中足骨骨頭部痛は様々な原因でなる可能性があります。
① 過度の運動
過度の運動は中足骨頭痛の主要な原因の一つです。特にランニングやジャンプを伴うスポーツでは、足の負担が増大し中足骨骨頭部に繰り返し圧力がかかります。これにより、骨や周囲の軟部組織が損傷しやすくなり、痛みを引き起こします。
② 足部「横アーチ」の崩れ

★足アーチの役割とは?
足アーチは靭帯や筋、腱によって構成されたアーチ型をした足組のことで、いわゆる「土踏まず」を形成しています。足アーチには横アーチ、内・外測縦アーチがあり、着地時において衝撃を吸収する機能をはたしています。この足アーチは直立歩行する人類の特徴であり、他の霊長類との差の一つとも言えます。
この中で、足のゆびの付け根にある「横アーチ」の崩れは中足骨骨頭部痛の主な原因となります。横アーチが崩れて骨格が緩み、足の幅が広がった状態(開張足)のままで歩くと本来負担の少ないはずの第2~4趾に体重が集中し痛みやタコなどが生じます。
③ 筋力の低下

足のゆびの筋機能が低下すると「浮き趾」となり直接骨頭部分に負担がかかりやすくなります。
さらに、足趾の機能低下により足趾がうまく使えない状態になると「踏み返し動作」がしっかりできず、母趾よりも2趾にかかる負担が大きくなるため痛みが出ます。母趾の中足骨頭は2趾の2倍程度の大きさがあり、通常はここへ、全体重がかかりながら踏み返しを行っていますが、これができない場合は隣の小さな2趾に何倍もの負担がかかってしまうのです。
④ 不適切な靴
硬すぎる靴(安全靴や革靴)、靴底のうすいクッション性のない靴はゆびの付け根に衝撃が加わりやすいため痛みを悪化させる。また、ヒールの高い靴などをはくと前重心となりMP関節が伸展状態になり、つま先に直接負荷がかかり「横アーチ」が崩れやすくなります。
特に女性は男性に比べて骨と骨をつなぐ靭帯が柔らかく横アーチが崩れやすいと言われているため要注意です。
内藤接骨院での中足骨骨頭部痛に対してのアプローチとは?

内藤接骨院ではまず動作チェックを行い状態を確認します。
・片足立ちスクワット
・片足つま先立ち
・ジャンプ‐踏切り、着地時の痛みチェック
それぞれの動作でふらつきや立ち上がりにくい、そもそもできない等があれば筋力不足が考えられます。
痛みや炎症が強い場合は、患部に3D立体動態波という特殊電気を使い深部まで電気刺激を当てていきます。特にきっかけや原因がない場合は身体のバランスが歪んでいたり、身体の使い方が悪い可能性があります。この場合は根本治療(骨格バランス矯正&筋・筋膜調整)を行い筋・骨格のバランスを整える治療を行います。股関節や膝の向き一つで体重のかかり方、身体の使い方は変わってきます。また、アダブベースのマット運動で凸凹した所を足踏みしていただくことで普段使わない筋肉を使い、足部の安定性を図り、斜面台にてふくらはぎの緊張を改善していきます。ストレッチやタオルギャザー、カーフレイズ等の自宅でできる運動を指導させていただき状態によってはテーピングにて足底のアーチのサポートをおこないます。
そのまま中足骨骨頭部痛を放っておくとどうなってしまうのか?
中足骨骨頭部痛は放っておくと、足の痛みがどんどん悪化するだけでなく、施術しててもなかなか治りにくいものになってしまいます。今後、マラソン大会をひかえている方、仕事でよく歩く方、スポーツや格闘技をやる方は踏み込みやつま先立ちが多くなり中足骨骨頭部に負担がかかりやすくなります。痛みが悪化する前にぜひ一度ご相談ください。