有痛性外脛骨障害
- ✅走ったり、ジャンプすると足の内側が痛い
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- ✅運動時、運動後に足の内側に痛みがある
✅子供が足の内側が痛いと訴えていて心配だ
✅子供の土踏まずの骨がだんだん出っ張ってきている
- ✅病院で手術を勧められて、不安でしょうがない
足の内側にある骨(舟状骨)には約20%の人に過剰骨(余計な骨)があります。
これを「外脛骨」と呼び、この骨に痛みがでる状態を「有痛性外脛骨障害」と言います。
有痛性外脛骨障害は、スポーツ活動の盛んな10~15歳の思春期に発症することが多い足部の障害になります。
有痛性外脛骨障害が発生してしまう理由とは?
外脛骨は特に女性に多く、80~90%は両側にあります。足関節の硬い人や回内足、扁平足であることが多いです。
運動を繰り返しているうちに徐々に痛みが強くなることも多いのですが、捻挫などの外傷がきっかけとなって発症することも多いです。
有痛性外脛骨の基本的な原因として後脛骨筋腱による牽引があげられます。この後脛骨筋による外脛骨部への牽引力が加わると外脛骨周辺に負担がかかり痛みが発症します。
幼少期や学生などの成長期はこの舟状骨もまだ骨として完成されていない為、この時期に力学的なストレスを受け続けると変形してしまい外脛骨になってしまいます。いわゆる成長痛の一つとして考えられます。
痛みが出るようになると激しい運動をしなくても長時間の歩行や立ち仕事などでも痛みが生じるようになります。
ですが、原因としては「後脛骨筋」だけではありません。
外脛骨があっても全く痛みが無い方もいらっしゃいます。では、痛みが出ている人と出ていない人の違いは何なのでしょうか?この違いこそが痛みの根本的な原因と言えます。
・姿勢のアライメント異常
・慢性的に身体が疲労した状態
この2つが痛みが出る原因と考えられます。
・姿勢アライメント異常
アライメント異常とは、背骨や骨盤、下肢などが正常の位置になくゆがみやねじれがある状態。最近の子供たちはスマホやゲームの普及により猫背になっている子が多く見受けられます。猫背になると骨盤は前傾し重心が前方に移動することで扁平足になりやすく足の障害をおこしてしまいます。また、家の外でも中でも床の状態としてフラットなところが増え足趾をしっかり使わずベタ足で歩く子が増えてきておりこれも扁平足になりやすい原因の1つです。
・慢性的に身体が疲労している状態
日常的にハードな練習を繰り返したり、猫背の状態だと身体に老廃物や疲労物質が蓄積していきます。通常、健康な状態であれば1、2日で疲労は抜けるものですがそれが抜けないまま練習をこなすことで身体の疲労が蓄積され、痛みや炎症を治すための自然治癒力が低下してしまいます。
内藤接骨院での有痛性外脛骨障害に対してのアプローチとは?
治療はまず足部の回内足を矯正することが重要である。
内藤接骨院では、有痛性外脛骨に対して痛み・炎症が強い場合は3D立体動態波orハイボルテージをおこないます。これをおこなうことで疼痛部位の炎症を緩和していきます。同時に3D-EMSの電気で筋肉を動かしつつ後脛骨筋、長・短腓骨筋を弛めることで筋肉をうまく使えるようにしていきます。3D立体動態波のような特殊電気を使用することで炎症・血液循環を改善することができ、なおかつ治療期間を短縮します。
アダブベースの凸凹した所を足踏みしていただくことで普段使わない筋肉を使い、足部の安定性を図ります。下肢が安定するとバランス能力が向上し姿勢がよくなります。
根本改善治療(骨格バランス矯正&筋・筋膜調節)では足部にかかる負担や筋疲労を調整していきます。首、背中、骨盤の歪みを調節し前重心になっている悪い姿勢を整え、患部にかかる負担を分散していきます。そして本来人間が持っている自然治癒能力を整え治癒能力向上を図ります。
また、テーピング・サポーターを使用することで患部を適切に圧迫固定し安静することで治りが良くなります。
身体の疲れ、疲労感に対して当院では管理栄養士が常勤しておりますので栄養指導やアドバイス等を行っています。
そのまま有痛性外脛骨障害を放っておくとどうなってしまうのか?
半年以上経過しても症状が治らない場合や再発を繰り返す場合に「手術」を勧められることもあります。手術には骨接合術、骨片摘出術などがありますが、偽関節などを起こす可能性もあり、かえって治療期間を延びてしまう恐れがあります。実はこの外脛骨になっているだけでは、それほど問題はなく気付かないまま生活されている方もいます。なので出っ張っているからという理由だけで無理に手術する必要もないと当院では考えます。足部(外脛骨)への負担、身体のバランスを整え、栄養をしっかり入れ身体の疲労を解消してあげることで有痛性外脛骨障害の悩みが改善できるのです。足部の悩みがある方は一度当院までご相談してください。